
2005年 設計事務所設立|2024年 第8回 日本エコハウス大賞・奨励賞 受賞
資格:二級建築士・一級エクステリアプランナー・住宅ローンアドバイザー
私の家づくりの礎は、かつて木材商として丸太の一本一本、素材が放つ微かな声に耳を澄ませてきた経験にあります。「この木はどんな環境で育ち、どう生かしてほしいのか」。尊い命である「木」の個性を読み解き、建築としてどう呼吸させるか。素材への深い敬意を胸に、私は設計の世界へと身を投じました。
土地が持つ光の揺らぎや風の通り道を読み込み、住む人の五感が研ぎ澄まされ、心から解き放たれる空間を追求し続けています。こうした姿勢を評価いただき、2024年には「日本エコハウス大賞・奨励賞」を授かることができました。
国内最大級の建築賞【 日本エコハウス大賞 】
意匠の美しさはもちろん、高度な住宅性能と快適さも厳格な基準のもとに審査される賞です。伊礼智氏、前真之氏をはじめ各分野を代表する5名の審査員に、私が手がける家づくりを評価していただきました。
1994年:建築の道へ(国際理工専門学校 建築科卒)
大手住宅会社に入社し、最前線の現場で家づくりの基礎を習得。数多くの図面を引く中で学んだのは、理想を形にする難しさと、完成した鍵をお渡しする瞬間の震えるような喜びです。
1999年:木を見極める「目」と「手」を養う
実家の木材店で汗を流した5年間。毎日数千本の材木に触れ、一本ずつ異なる木の性格や粘り、香りを五感で覚えました。この「木の目利き」としての直感が、今も私の設計を支える何よりの強みです。
2005年:一人ひとりに寄り添う場所へ
規格化された家ではなく、もっと深く、一人の人間として施主様の理想を形にしたい。その想いから自身の設計事務所を設立。効率を優先せず、対話を重ねてじっくり時間をかけるスタイルを貫いています。
2024年:日本エコハウス大賞・奨励賞を受賞
「美しい意匠」と「夏涼しく冬暖かい性能」の両立。高断熱・高気密技術を磨き続け、家族が心身ともに健康に暮らせる住環境への情熱が、全国的な賞という形で評価されました。
素材選びの安心
材木商のルーツを活かし、経年変化まで計算した本物の素材をご提案。10年後20年後に「今の色が一番好き」と言える、育てる楽しみのある家を。
庭まで含めたデザイン
外構や植栽も含め「街並みに溶け込む美しい佇まい」を形に。家の中にいても自然を感じ、外から眺めても心が落ち着く空間を。
お金の不安を解決
将来のメンテナンス費や生活の変化を見据えた無理のない資金計画を助言。お金の不安をゼロにして、家づくりを心から愉しんでいただきます。
戦後日本を代表する建築家・吉村順三氏。その建築には派手さこそありませんが、住まう人の所作に寄り添う「静かな美しさ」と機能美の調和があります。簡素な中に宿る品格を大切に、時代に流されない普遍的な心地よさを形にすること。それが、私の追い続ける永遠のテーマです。
バイクで見知らぬ街の空気に触れ、旅先の古民家で力強い梁を見上げる。移動の中で出会う瑞々しい情景は、知らず知らずのうちに設計図へと息づいていきます。
社名の由来:秋津(あきつ)はトンボの古名。運営会社「蜻蛉住宅設計事務所」の蜻蛉も同じ。田を守り、前へまっすぐ飛ぶ「勝ち虫」の在り方に、家づくりの願いを重ねています。
家づくりを「最高の思い出」にするために
「こんな些細なことを言ってもいいのかな?」という小さなこだわりも、「予算内でどこまでできる?」という現実的な不安も、すべて私に預けてください。難しい建築用語は横に置いて、まずは雑談から聞かせてください。
いまの体制と、お約束していること
2005年に事務所を構えてから、進め方はほとんど変えていません。
最初のご相談から現場での指示出しまで、私自身が担当します。営業と設計と現場監理を分けていないのは、人から人へ渡るたびに、少しずつ削れていくものがあるからです。二級建築士のほか、一級エクステリアプランナーとして外構と造園まで、住宅ローンアドバイザーとして資金計画まで、同じ一人でお受けしています。建物とお庭を一枚の図面の中で考えられるのは、この体制があってこそです。
お受けするのは、年間4棟まで。設計に5ヶ月以上、工事に7ヶ月以上。一棟に一年近く関わり続けるとなると、これが限界の数になります。棟数を増やすということは、どこかの時間を削るということですから。
初回のご提案は、1案だけお持ちします。複数案からお選びいただく形は取っていません。土地の条件とご要望をうかがえば、私が最善と考える答えは、たいていひとつに絞られます。案を並べるということは、最善と思っていないものを混ぜてお見せするということです。それは、したくありません。
お伺いするのは、本社から車でおよそ1時間半の範囲まで。工事のあいだ、毎週現場に立つための距離です。
木材商として、毎日数千本の材木に触れた5年間がありました。あの時間で身についたのは、材の良し悪しを見る目だけではなかったように思います。木は環境によって表情を変える。その当たり前のことを、頭ではなく手で覚えたことのほうが、いまの設計にはずっと効いています。
杉板の外壁が方角によって色の進み方を変えるのも、無垢の床が季節で幅を変えるのも、欠点ではありません。木の性質です。その性質ごと面白がってくださる方と、ご一緒したいと思っています。
